戸建て/新築
モリスの壁に設けられたウィンドウベンチ、吹き抜けの天井で心地よく回転するシーリングファン——。
アジアのリゾートホテルのような空気感をイメージしてつくったという、山形県山形市の新築住宅。夫婦と2人の子どもたちの4人で生活しています。
リビングから出入りできる半屋外の“中庭”と2階の大きな開口部があることで、プライバシーを守りながらも外の光と風を取り入れられる空間になりました。さらにリビングからの吹き抜けによって、1階のキッチンに立っている時でも2階で遊ぶ子どもたちの気配を感じられるそうです。
大空間を演出する吹き抜けを設けながら山形の冬も快適に過ごせているのは、断熱性能にこだわりのある工務店との協業だからこそなのだとか。
吹き抜けに面した2階のワークスペースは、在宅ワークで日中をひとり静かに光の揺らぎを感じながら過ごし、子どもたちが帰ってきてからは親子で過ごす場所にもなっています。時間や季節によって、どこでどんなふうに過ごすか。家族それぞれにとっての楽しみを見つけていける住まいになりました。
所在地:山形市宮町
構造:木造
竣工日:2020年12月
設計:LR inc. (川上 謙)
施工:株式会社鈴木建匠