bau leather
住居兼店舗／新築
レザーのように、変化してく味わいを楽しむ店舗と住居
仙台市の秋保町にある、レザーショップ「bau leather（バウ レザー）」。
1階は店舗と工房を兼ねており、2階が住居となっているこの建物。新築でありながら、外から見ると何年も前からあったのではないかと思わせる表情を持っています。店舗と工房が隣接していることから、訪れる人は作り手の”ものづくりへ”の眼差しを想像することができるでしょう。
住居スペースである2階は、階段を囲んで回遊性のある空間に。コンパクトでありながら過不足なく、さまざまな機能が配置されています。家族の集まる食卓の横には、田んぼと山の風景を切り取る大きな窓があります。この窓があることで、時間や季節によって変化し続ける自然の景色を眺める習慣が生まれたそう。まさに、自然の中で生きていることを感じられる窓です。
bau leatherで生まれたものが、使う人の相棒となって馴染んでいくのと同じように、この建物もまた、家族の成長と変化を受け入れながら年月を重ねていくことでしょう。
所在地：仙台市秋保
構造：木造
竣工日：2022年8月
設計：LRinc.(川上 謙・斎藤 絢)
