drop by GINKGO

店舗／リノベーション

やさしい循環をちりばめた、わざわざ寄り道したくなる店

定禅寺通りの1本裏で、鮮やかな黄色い入り口とユーモアのあるイラストが目を引く「drop by GINKGO（ドロップ バイ ジャンコ）」。ここではバタートーストとスープ、デリ、焼き菓子などが提供されています。

食材ロスや使い捨て容器の削減などに取り組んでおり、訪れる人に「何を食べようか」という楽しみだけでなく、「どう食べようか」という気づきや選択肢も与えてくれるお店です。

店舗作りにおいても杉の古材を活用するなど、循環を大切にする店主の想いを体現しています。

入り口の黄色や店内の緑色は、季節によってさまざまな色を見せてくれる「GINKGO（イチョウ）」からイメージしたそう。施工時には店主自らが塗装作業に参加。職人たちと共に1つのチームとなって、このお店を作り上げました。

「drop by」は「寄り道」という意味。テイクアウトができるのはもちろん、街の人が気軽に立ち寄って食事をできるようにスタンドを設けています。

気軽な寄り道から、未来を想う暮らしの習慣が根付いていくように——。
コンパクトでありながら、さまざまな工夫と魅力がじゅわっとしみだす空間となりました。

所在地：仙台市青葉区春日町
構造：RC造
竣工日：2022年12月
設計：LRinc.(川上謙・川上由梨)
施工：株式会社ハウスチェックマネジメント仙台
グラフィックデザイン：Waltz by Lucy
サインペイント：TOMOMI_Type