日向の家

戸建て／新築

家族にとっての「ちょうどいい」を、とことん追求

それまでのマンション暮らしから、戸建てでの新生活を選択したSさん一家。当初はリノベーションか新築かも決まっておらず、エリアも絞らず土地選びからじっくり時間をかけたそう。

なるべく環境に負荷をかけない暮らし方を模索して、日当たりがよく緑の景観が広がるこの土地と巡りあいました。建築の機能性にこだわり、太陽光発電や蓄電器、電気自動車を導入して初めて過ごした夏は、以前より電気代やガソリン代を減らすことができたそう。

空間作りでは、食器や衣類の種類・数を把握し、家族5人に必要なスペースなどを具体的に構想して、”暮らしのスケール”の解像度をあげるところからスタート。

壁や扉で部屋を分けるかわりに床の高さに変化をつけたことで、ひとつづきの空間でありながら「なにをどこでするか」のメリハリが生まれました。子どもたちの成長によって場所の役割が変化していくのも楽しみの一つです。

新しい家で、どう暮らしたいか——。
そんな問いにとことん向き合って形になった住まいです。

建物スペック
UA値：0.19W/㎡K
C値：0.22㎠/㎡
所在地：仙台市泉区高森
構造：木造
竣工日：2023年5月
設計：LRinc.(川上謙・丹紀子)