LIFE RECORD ARCHITECTS

めぐりの家

マンション/リノベーション

家具からはじまる暮らしのリズム

賃貸で暮らしていた頃から自ら手を加えて暮らしの快適さを形にしてきたKさん家族。今回の家づくりでも積極的にDIYを取り入れました。家族・友人が参加して塗られた漆喰の壁には、それぞれの手仕事の痕跡が残り、この家に刻まれた最初の記憶となっています。

塗装を予定していた土間付近の壁では、パテ処理を終えた段階の表情を気に入り、クリア塗装で仕上げる選択をしました。施主自ら家づくりの過程をつぶさに見てきたからこそ生まれた判断で、壁の前にはお気に入りの小物が集まり、いまではこの家の「顔」となっています。

こだわって揃えてきた家具を起点に、間取りや壁の色を検討したこともKさんの家族らしい住まいを形づくった要因のひとつです。

間取りや建具は以前のまま残した場所もあれば、家族のカラーに合わせて整えた場所もあります。大きな改修点は、土間とWICを設けたこと。また、既存の壁を残した和室には大きなアールの開口を設け、視線と気配がやわらかく抜けるようにしました。

回遊性のある間取りは、毎朝の掃除が効率的に行えるだけでなく、小さなお子さんと仕事で帰りが遅くなる夫、それぞれの生活を邪魔しない役割も担っています。

「すみずみまで目と手が届く」というコンパクトなマンションの利点を生かし、暮らしの快適さを丁寧に突き詰めました。手を動かし、選び、残してきた痕跡の一つひとつが、この住まいを形づくっています。

所在地:仙台市太白区西中田
構造:マンション
竣工日:2023年7月
設計:LRinc.(川上謙・川上由梨)
施工:ハウスチェックマネジメント仙台

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