LIFE RECORD ARCHITECTS

MIDI table

プロダクト

建築の延長線上の家具

秋保のカフェMIDIが「お店の拡大」という新たなフェーズへ進むにあたり求められたのは、単なる席数の追加ではありませんでした。
グループ利用という需要に応えながら、オリジナルグッズ販売も共存させ、限られた空間単位の中でどちらも心地良く共存できる形が求められました。

壁に寄り添いながら空間に溶け込むレイアウトとし、大きく弧を描く天板は、人を自然と奥のカウンターへと導くラインをつくります。動線そのものをデザインに取り込み、需要に応える仕掛けへと昇華させました。

天板には山桜の無垢材を採用。
淡い紅褐色の柔らかな木目が店内の穏やかな時間と調和させ、流れる木理に呼応するように施したアール加工は、視覚的な優しさだけでなく、身体感覚としての心地よさも生み出しています。

天板と一回り小さなアールを描くスチール脚とし、安定感を確保しながらも、圧迫感を抑えた構造が空間の余白を守ります。カラーはMIDIを象徴するピスタチオグリーンを基調に、彩度を一段階引き上げたグリーンを選定。新たなチェアとのグラデーションが生まれ、空間にリズムと拡張性を与えています。
テーブルを作り席数を増やすことは、単なる数量の問題ではなく、拡張するMIDIの姿勢そのものを映し出しているプロダクトです。

所在地:仙台市太白区秋保
竣工日:2024年5月
設計・施工:LRinc.(川上謙)

blog
pagetop
pagetop