LIFE RECORD ARCHITECTS

スチームパンク

「スチームパンクな空間が好きなんです。」

今年の1月にお引き渡しを終えたお施主さまとの最初の打ち合わせの際に言われた言葉。
「スチームパンク」とはSFのジャンルの一つで、レトロフューチャーな時代錯誤的テクノロジーを彷彿とさせる。そこで多く表現される素材は鉄製のパイプであったり時計の歯車のような電気工学をモチーフにした描写が多く見受けられる。

スチームパンクとリノベーション
ふむふむ確かに相性は良いのかもしれない。今まで無骨なコンクリートに鉄管で電線を通すなどあえてラフな仕上がりにこだわるお施主さまはたくさんいた。
これは新たなジャンルにチャレンジできる良い機会。今まで施工してきたようなラフさのある空間の中にスチームパンクを感じられる素材をちりばめ、かつきちんと「暮らし」と共存できるように試みた。

近日中にWEBのWORKSに掲載するので是非ご覧ください。

LR 川上

2018.05.20 | etc

自宅リノベ

僕が仙台でリノベーションの設計や施工を始めてからかれこれ10年近くになりますが、仙台で活動を始めた当初は「リノベーション」という言葉自体が普及しておらず、「どうしたらリノベーションを伝える事が出来るのだろう?」と日々悩みながら活動してた事を思い出します。
その時と比べればだいぶ「リノベーション」という言葉は仙台でも浸透してきたように感じます。
また、ここ数年で空き家問題や人口減少など様々な社会問題が浮き彫りとなり、ますますリノベが注目されていく時代に突入しました。

この仕事をしている以上は自身で住まいを考え、たくさんの方に体感していただく場所を作りたいと思い、仙台市内にマンション一室を購入し自邸をリノベする事を決めました。
これからブログを通して自分たちの考えやプロセスをお伝えして行こうと思います。

LR 川上

スケルトンWEB

2018.05.17 | 自邸リノベ

ReBuild New Culture

GWの連休を使って長野にあるリビルディングセンタージャパン、通称リビセンを訪ねました。
リビセンとは簡単に説明すると建築建材のリサイクルショップです。
アメリカ・ポートランドからベースとなる行動指針 ”Building Community Through Reuse” (再利用を通じてコミュニティをつくる)を借り、古材や古道具をレスキューして販売するだけでなく、それらを通じて地域を豊かにしていく事を目指しています。
東野唯史さんと華南子さんご夫妻はこの取り組みを長野の諏訪で2016年の秋から始めました。

以前よりリビセンの活動が気になり、ここ宮城や山形でもそのような活動を始められないかと思っていたところ、東野ご夫妻が今年の2月に山形にエコハウスを拝見される事を竹内昌義教授からお伺いし、エコハウスや山形のリノベ物件をいくつかアテンドさせていただくことになりました。東野夫妻とはそこから仲良くしていただき、「百聞は一見に如かず」早速見に行こうということになり、大学時代の友人や現役の学生など総勢14名と大所帯で伺いました。

レスキューの仕組みや古材を活用した空間の構成はとても素晴らしく、使っている材料は古いけど、とっても新しい空間を作り出していました。
そして何より、関わっている方々が皆素晴らしく、人とのコミュニケーションであったり、暖かい言葉、熱い想いが溢れ出ている人たちだからこそ空間が生き生きと豊かに変わっているのだと感じました。

”ReBuild New Culture”
先人が残してくれたものを大切にしながら、僕たちが楽しく暮らすための次の文化を再構築する番です。

LR 川上

2018.05.06 | 旅行

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